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スキー・スノーボードの知識の泉

チューンナップやスキーに関するFAQ


チューンナップ全般

絶対にやらなければいけないというものではありません。 しかし、1度でも滑ればエッジは丸まり、滑走面はケバ立ちや歪みがでてきます。また、石を踏むなどしてできたエッジや滑走面のキズも滑走性を低下させます。さらに放っておくとエッジは錆び、滑走面は酸化し、翌シーズンには元の性能を引き出すことが難しくなります。 ひどい場合は、ワックスを塗っただけでは間に合わないほど滑走性に悪い影響を与える場合もあり、結果的にはスキー・ボード寿命を短くすることにもなりまねません。 こういったことがないように、使用後のお手入れやチューンナップをお勧めしている理由です。
実感しやすいのがワクシングによる滑走性の違いでしょう。間違いなくシーズン最後より板が滑ります。また、エッジの錆やバリが取れますので、乗りやすさが断然違ってきます。 ターンの始動もスムーズになりますのでレベルアップが期待できます。
チューンナップの回数は「1シーズンに何日滑るのか」「どういう使い方をするのか」によって異なりますが、滑走日数の多い方はシーズン前に1回、 途中で1回の年2回。滑走日数の少ない方は、シーズン終了後にチューンナップをして保管しておけば、年1回でも滑走面を良い状態にしたまま来シーズンを迎えることができるでしょう。
エッジのトップ方向両サイドとテール方向両サイドの5cm~10cmの範囲の中で、サンドペーパー(♯400位)で滑りながら様子を見て 少しずつ落としていって調整してください。
スキーやスノーボードへのダメージは滑走日数などの使用頻度、滑り方、使う人の体重などにより異なりますが、考えてみてください、使用中は常に板はご自分の体重を乗せ、かつ、雪面からの衝撃を受けながら時速数十キロで滑走しているわけで、そのストレスはかなりのものです。 ある程度のショックには復元することもありますが、乗り手本人に自覚が無い場合でも強い衝撃を受けていることもあり、故障がおきる事があります。最近はパークでジャンプ等が手軽に行えますが、道具は必ずしもすべての衝撃に耐えるように作られてはいません。
チューンナップ工程には「専用の機械が無ければきれいに仕上がらない部分」と「持運び可能なツールで自分好みに調整できる部分」があります。まずはSKIDチューンを行う事をお勧めします。 ご自分で行う部分としては主に「ワクシング」とファイルによる「エッジ研磨」になると思います。 エッジの研磨はかなりの熟練が必要とされ、ワクシングもつきつめていくと かなりの時間と知識を必要とします。 さて、最初に必要となるものですが以下のような道具です。 ・バイス (スキーを固定する) ・単目ファイル(ヤスリ)中目、細目 ・サンドペーパー(♯400)ぐらいを目安とする ・ダイヤストーンもしくはオイルストーン (エッジ研磨後のバリを取り去るもの) ・プラスチックスクレパー (ワックスを剥がす) ・ブラシ (滑走面からワックスを取り去るもの) ・ワクシングアイロン ワックスメーカーのカタログにいろいろ載っていますのでご予算にあったものから揃えていくのが良いかと思います。ちなみに一式揃えるのには5~6万はかかります。
スキーの滑走面がフラットである必要性の定義はありません。昔はよく言われましたが、今は形状も違えばコンセプトも明確になっております。あまり気にしない方がよいでしょう。

チューンナップ技術や用語について

それは一昔前のお話です。現在はマシンもすぐれ、正確さは人間を追い越しており切れ味も抜群です。
スキーの操作性を良くするために、滑走面側のエッジに角度をつけて削ることです。
スキーの滑走中、排水効果を促して滑走性を良くする為に、意図的に滑走面に細かい溝を作ることです。 加工方法は波目ヤスリ、サンドペーパー、専用の石を用いたマシンなど様々ですが、今日ではストラクチャー加工専用のマシンで加工することが当たり前のようになってきました。 最新のマシンでは溝の「長さ」「幅」「深さ」「パターン」を 調整・設定することが可能なものもあります。
ストラクチャー加工をすると一般的に滑走性が良くなると言われております。
ベースワックスは 滑走用のワックスを塗る前段階として滑走面に浸透させる事を目的としたものです。 各メーカーにより 内容は異なりますが主成分は数種のパラフィン他からできています。 条件によってはベースワックスと言えど、非常に良く滑る時もあり、時として滑走用としても十分に使うことができます。 比較的 安価な為、滑走面の保護・保管用やクリーニングとしても使われることが多いのです。 滑走用ワックスは主成分である数種のパラフィンに、温度別に設定されて撥水性を促す成分などが使用されたものです。 成分は各メーカーによって異なり、設定温度も異なりますので、ワックスメーカーの説明書を参考にご使用ください。

SKIDのサービスについて

スキーをお預かりしてから2~3週間程を目安としていますが、キャンペーンやお預かりしている時期により異なります。 10月~12月にかけては特に混雑いたしますので、12月から使いたい方は6~7月のキャンペーンの際に出されることをお勧めします。
宅配での受付に関しましては、昨今の運送料金値上がり等様々な要因により、2021/12/24を持ちまして宅配(WEB)受付は終了させていただきました。今後は全て店舗へのお持ち込み分のみの受付となります。
オプションで¥1,000-となります。スクレーピング、ブラッシングを行います。
ベース側のエッジの角度 (2or4種類)、サイド側のエッジの角度 (2or6種類)を選択し指定できます。 ※コースにより選択可能な角度の種類が異なります
ATOMIC、SALOMONでしたら取付可能です。弊社でスキー、ビンディングをお買い上げの場合(特価品を除く)は取り付け料は無料ですが、お持ち込みの場合はセパレートタイプ(要穴あけ)で10,000円(税込)、プレートタイプで5,000円(税込)となります。 取り付けの際はブーツも(片足でOK)お持ち下さい。メーカー、機種によっては取付けできないものもありますので、事前にお問合せください。
店舗にて販売を行っております。 メーカーが試乗会で使用した板や特価品等々取り揃えております。
SKIDでは日本に数台しかないビンディングチェックマシンを導入していますのでチェックが可能です。 スキー及びブーツも一緒にお持ち下さい。(有料になります)
スキーやビンディングの状態にもよりますので、店舗へお持ち込みください。 ビンディング本体の損傷も修理でる場合もございますので、併せて店舗にて確認させていただきます。。

その他のご質問

滑走中のスキーは スキーヤーの体重がかかることによってたわんだりねじれたりします。 通常の使用に関しては問題なく復元するように 設計・製造されています。 しかし使用時の誤った用法などによる過剰な負荷が通常滑走時の負荷と同時にスキーにかかることによって、復元不可能なまでの変形を及ぼすことがあります。 結果、これらが「曲がり」「折れ」となります。 絶対にそり曲がったりしないスキーができたとしたら… たわまなくてものすごく乗りにくいでしょうね。
身長を基準にしましょう。回転性を重視するなら身長より短め、安定性重視なら少し長め、が基本ですが技術、用途、スキー性能等によっても変化しますのでお問い合わせ下さい。
現在 プレートは2種類に大別されます。高速系とカービング系です。  高速系は エッジプレッシャーを強く広く分布させるのと 振動吸収が目的。 それに対し、カービング系はスキーをスムーズにたわませ、深いサイドカーブによるターンをより行いやすくします。 両者とも角付け位置が通常より高くなるので エッジングがし易くなるという利点もあります。
スノーボードでもスキーでも旧モデル等が安くなるのはシーズンが終わる年明けから春先ですね。 ただし、必ずしもお好みの機種、色、サイズがあるわけではありません。 アイテムにこだわるのなら夏のうちにニューモデルの予約をされたほうが良いですね。 最近の不況に呼応して メーカーさんも輸入を絞っていますので人気モデルは余らない、安くならないと言う傾向です。